自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと
日の出とともに目覚め、太陽が沈むと休み、
庭で育てた野菜と釣ったばかりの魚を食べ、
大自然からインスピレーションをもらいながら、
本や、雑誌の記事を書いたり、
アウトドアギアの開発をしたりしている。
1年の150万円あれば、十分暮らしていけるだけの、
知恵とサバイバル力をすでに身につけてある。
だから仕事を失うこと自体、怖くない。
どんな仕事もいっさい妥協なしに攻めきれる。
とにかくモノをストイックに捨て、
身の回りを徹底的にミニマムにしたこと。
そして、反対になるべく余計なものを取り入れないようにしてきたからだと思っている。
20代は捨て。
今後の自分にプラスにならないと思ったものは、
潔く捨てればいい。
捨てれば捨てるほど、視界と思考からノイズが取り除かれ、
本当にやりたいことが明らかになるからだ。
人生は余計なものを削ることで、自分らしさを取り戻していく。
捨てれば捨てるほど、集中力が高まり、本当の能力が引き出される。
削れば削るほど、自分にとってのど真ん中が見えてくる。
そこだけに力を注ぎ、あとは寄せ付けないこと。
孤独になることをビビるな。
本当に欲しい仲間や環境は、あとからついてくる。
大好きなモノ以外はすべてノイズだ。
視界のノイズはあなたの空間だけでなく、生活も、頭の中も複雑にしていく。
多くの人がノイズに対して寛容すぎる。
視界と頭の中からノイズを減らすと、思考が急に鮮明になり、すぐにでも目の前のことに手を付けたくなってくる。
ひとたび手を付ければ、あっという間に時間が流れる。
胸の奥が発熱し、ワクワクしてくる。
それが本当の意味での、クリエイティブな時間だ。
そして、クリエイティブな時間をどれだけ持てるかが人生の質を決める。
自分を劇的に変えるためには、まずシンプルでミニマムな空間を手に入れることだ。
「いつかしまおう」から「今すぐなくす」へ。
今使わないモノを捨てる。
モノとの別れは、過去の自分との別れ。
捨てる基準はシンプルでいこう。
今、使っていないモノは捨てる。
即座に売るか、譲るか、処分すればいい。
思い出の品、以外、手放して困るモノはない。
とっておくか迷ったら、捨てる。
思い出の品は1年に1度でいいから、少しずつ捨てていく。
手紙類はスキャン、立体物は写真をとって記録に残す。
大きな収納箱から小さな収納箱へ、毎年小さくしていく。
手放すことに対する、悲しみや罪悪感とともに捨てる。
めざすは心をかき乱すモノが一つもない、
お気に入りのやさしい音楽が流れるシンプルな空間。
無駄のない上質なカフェやホテルにいるような快適な時間は、
けっこう簡単に手に入るものなんだ。
「とりあえずとっておく」から「とりあえず捨てる」へ。
あらゆる店を、外部倉庫とイメージし、
本当に必要になったときだけ取りにいく。
もしくは取り寄せる。
モノをむやみに保管しないということは、
自分の心を大切にするということもでもある。
身の回りにあるモノも、人も、より求めている人へ、
より必要とされている場所へリリースし、
どんどんループさせよう。
あまり使わなくなった道具があれば、
それを喜んで使ってくれそうな人を探そう。
見返りは求めなくていい。
出したら出した分だけ、また新しいものが入ってくる。
そして多くの場合、本当に欲しかったものが向こうからやってくるようになる。
人でも、仕事でも、お金でも、実は全体量は変わらない。
大切なことは「自分はなにが大好きか」をつねにハッキリさせておくこと。
それを人に伝え続けること。
「タダでいいからどうぞ」
「なくても別にいい」
買うと決めたら、次は学者か達人になったつもりでとことん調べる。
ぼくの基準は、シンプルなデザインであること。
自分自身をアップグレードしてくれるかどうかを真剣に考える。
大切なのは節約じゃなくて、選ぶこと。
節約のための節約は、長続きしない。
節約するなら目的をはっきりさせるべきだ。
あらゆるジャンルの好きなことリスト、好きなものリストを作ろう。
それをいつも見返しながら、つねに自分の心で選択しよう。
そうすれば、本当にやりたかったことが見えてくるから。
お金から自由になるために、ミニマム・ライフコストという発想を持とう。
1年間生活する上で、最低限必要なランニングコストはいくらか。
自分ひとり、または家族が健康的な食事をして、快適に眠る場所を確保する。
そのためだけにいくらあればいいのか。
それさえ把握しておけば、ここぞというときに思いっきり攻めることができる。
失うことが、なんとなく怖くて、人は挑戦できなくなる。
挑戦しない人生に意味はあるのか?
いざとなったらいつでも原点に還ればいいし、
定期的にお金が出ていくものがあるなら、その習慣や契約を断ち切ればいい。
「どうなっても、生きていける」ことを確信した瞬間、
人はお金から自由になれる。
「収入に生活レベルを左右されない」
アウトドアウェアは頑強、軽量、高機能。
快適で動きやすい。
機能美を追求したデザインも最高。
難しい仕事って、面白い。
仕事をとことん楽しんでいる人は、
例外なく自分の行動と時間の無駄を探し続けている。
人生の役に立たないことを大事にし過ぎないこと。
やりたいことをやりたかったら、
やりたくないことを、どれだけストイックに削れるかだ。
自分のしたい仕事をする時間を、自分に与える勇気を。
不得意な仕事を捨てる。
自分らしく自由に働いている人は、仕事をシェアするのがうまい。
礼儀正しく丁寧にお願いして、他の人に仕事を渡していく。
だからこそ、自分にしかできない仕事や、
本当にやりたいことに集中できている。
自分がやるべき仕事だけに集中することが義務だと考え、
自分が不得意な仕事は、それを得意とする人にパスしよう。
デバイス、仕組み、アプリケーションなどをフルに活用して効率化をはかり、
最短時間で終わらせる。
つねに、自分にしかできないことだけにフォーカスし、
社会に提供し続けること。
それだけが仕事と呼べるものだ。
よく観察し、深く感じること。
味わうのは後ではなく、今すぐ。
大切なのは明日でも今日でもない。
今、この瞬間だ。
今はこれだけ。
ToDoリストを捨てる。
今やらなければ、あなたの立場を危うくするほどの、
本当にやらなければいけないことは、どれくらいあるだろうか。
やりたいことリスト。
人生を解放してくれる、やりたいことは、自分の内側から生み出すしかない。
それは小さな声だから、聞こえたらすぐにメモを取る。
電車の中、入浴中など。他になにもできない、ミニマムな精神状態は、
妄想力や欲望力が増すのでチャンス。
もしくは、旅行やキャンプ中など、非日常的なことを体験しているときには、
心の奥に眠らせていた声が拡大される。
行きたい場所、会いたい人、観たい映画、なんでもメモって、リストにまとめよう。
やりたいことリストは、自分らしい人生を自由にデザインするための羅針盤だ。
人はやりたいことをするために、生きている。
どうすればもっとワクワクするか?
心の声にすべてをかける。
あらゆるケースを考え尽くし、
心の声を徹底的に検証するんだ。
誰にでも人生に一度は、すべてを賭けて挑むべきプロジェクトがある。
明日やるべきことは今日やらず、体調を整えるためになるべく早く帰る。
自分は今なにをしたいのか?
そのためにはどうすればいいのか?
心の整理整頓ができた後、仕事に戻ると、
不思議なことに猛スピードで仕事がはかどる自分がいるはずだ。
他人が作った時間割に縛られるな。
自分で作る時間割は、自由への入り口だ。
以前と少しキャラクターの違う自分を許そう。
気が重い、怖いは当たり前。
先送り願望を捨てる。
実際にやってみれば意外と簡単だったり、新しいヒントが見つかったりするものだ。
まず、はじめてみよう。
新しい世界、未知なる景色に必ず出会えるから。
目の前の仕事から好きになれるところを見つけて、
それを自分らしく、迷わず、愚直なまでにやり抜ける人のことだ。
自分にはこれしかないということを、否定もせずに、悲観もせず、
ただひたすらやり続ける。
我を忘れて没頭できる。
この話ならいくらでも語れる。
世界一好きなことを一つ決めて、そのことに時間を投資する。
あとは捨てる。
そう覚悟を決めた瞬間、人生はキラキラと輝き出し、
誰でも自信にあふれてくる。
人間とはそういう生き物なんだ。
これだけは絶対負けない。
深夜を捨てる。
朝が決まると、一日全体が仕上がる。
人生で最も大切なのは睡眠だ。
睡眠は今日のおしまいではなく、明日のはじまり。
寝ている間ずっと、身体は自らの免疫力を高めて、疲れを回復し、
日中にためた精神的ストレスも浄化してくれる。
眠りがよければ、早起きはつらいものじゃない。
世界が最も美しく輝く朝焼けを見て、
マイナスイオンが充満した朝の澄んだ空気を吸って、
外に出て気持ちいい朝の光を浴びる。
忘れていた朝の感動に再会できると、起きることが楽しみになるだろう。
「まだ眠くない」から「暗くなったら、目を閉じる」へ。
質の悪い眠りを捨てる。
睡眠の質を高めるためには、空腹の状態で眠りにつくのがいい。
つまり1日に1度、身体を軽い断食状態にするんだ。
空腹の方が眠りは深くなり、爽快な朝を迎えられる。
寝床は人生の3分の1近い時間を過ごす場所だからケチるべきじゃない。
シンプルに地球人として生きればいい。
ワンパターンな日常を捨てる。
昨日と違う生活をしてみる。
起きたら、朝の空気にめいっぱい触れる。
同じ日は1つもない。
世の中が動き出す前が、もっとも自由を感じられる時間。
こんなに早く? と感じる時間にベッドに入るのが最も贅沢な瞬間。
日没後は、脳は活動をやめようとする構造になっていて、
夜は思考がネガティブになるから、
悩み事は明日の朝にまかせて就寝。
少しだけ、生活パターンを変えてみる。
たったそれだけのことで、負の循環から抜け出して、
時間に追いかけられることなく、すべての時間を自分のものにすることができる。
今日はどんな楽しい1日にできるだろう?
週末に街を離れる。そして森へ向かう。
森の中。半径数百メートル以内に誰もおらず、
虫の声と風で葉がこすれる音しか聞こえない。
時間とともに思考がとことんシンプルになり、
複雑にからみ合っていた悩みのすべてがどうでもよくなってくる。
毎日、やるべきことをこなすだけで時間がない。
時間をとって森に出かけてみよう。
自分自身を思い出すための時間、アーティストタイムを週末に作ろう。
この時間は、自分の正体を知るためのトレーニングだ。
ただ、自分の心とつながるだけだ。
心を静かにしたときに、自然にわきあがってくる衝動をさらけ出してみればいい。
きっと、今までずっと放置していた欲求が息を吹き返すだろう。
他人の常識を手放さないと、いつまでも自分らしさを取り戻すことはできない。
ほんのわずかな時間でもいい。
他人の目を一切気にしない、自分のためだけの時間を作るんだ。
心の声はとても小さい。ノイズが少しでもあると聞こえない。
何が出てくるか?
へとへとになるまで歩いて、言葉を捨てる。
今いる場所から移動すること。
歩くという行為が、人の思考をより素朴に、シンプルにしてくれる。
歩けば歩くほど、思考から無駄なノイズがそぎ落され、新しく起こすべき行動のアイデアが明確になるということだ。
多くの人は、歩く時間が短すぎる。
わずかな違和感をちゃんと感じること。
心を重くする勉強は意味がない。
「デジタルデバイス」「ソーシャルメディア」「コミュニケーション英語」
必要な知識をつけよう。
自分の心を観察する。
あとは自分のことに集中すればいい。
そうすればネガティブオーラなんてすぐに消えるよ。
変人は自由。
変人同士は出会った瞬間にわかる。しかも、お互いに。
休みを他人とずらそう。
土日に休むのではなく、月に一度、金土もしくは日月に休みを取ろう。
全力を尽くして、週末4日プラス平日5日という自分だけの9連休を取ろう。
ピークを外した自分連休は至高の時間だ。
いつもの街が、旅先の景色が、光り輝いて見えるだろう。
自分で創り出した自分の時間。
その時間を何に使うかが、自分が何者であるかを決めるんだ。
これがしたくて休む。
すべてをさらけ出すこと。
自分のためにリスクを引き受けてくれたことがある人。
負けたくないなら、勝とうとしなければいい。
自分のテリトリーだけに集中しよう。
自分が落ち着ける空間にいて、
自分の気持ちを上げてくれる音楽を聴きながら、
自分の好きなことに没頭している方がよっぽどいい。
生き方においては、自己満足をめざしたヤツが最強だ。
つねにめざすべきは、勝ち負けではなく、自己ベストだ。
まわりを見るな。向き合うべきは自分の心だ。
自分を楽しませることさえできていれば、
まわりにすばらしい仲間が集まってくるようになっているんだ。
自分のスタイルを楽しむ。
遠慮を捨てる。
あなたが仕事のことを本気で考えているかどうかは、雰囲気で伝わるものだ。
場の空気を壊すリスクにめげず、何度も失敗しながら、
思ったことを言葉にしていく人だけが、プロとして認められていく。
どんなつたない表現でもかまわない。
真剣なら声を上げろ。
本当に、今やるべきことは1つしかない。
自分はどうしたいのか。
なにを考えたら、ワクワクしてくるのか。
荷物は軽いほうがいい。
慣れた住まいを捨てる。
拠点を変えるほど発想力は上がる。
無駄なモノが減ってすっきりするから、集中力が増し、気力が充実し、
どんどんいいスパイラルが生まれる。
さあ地図を広げて、興味のあるすべての場所にマーキングしてみよう。
新しいライフスタイルは、やってみたいという好奇心と、
絶対に実現させるという信念さえあれば、誰にでも手にすることができる。
人生は優先順位の付け方で決まる。
自分はどうしたいのか。
そのために今なにをするべきなのか。
そこから導き出された、たった一つの行動。
そこに、真正面から取り組む。
心の中心が発する~という声に従って、
ひたすら今の生活に近づくための行動に絞り込んだ。
15年もかかったけれど、絞り込んだからこそ夢を叶えられた。
湖のほとりで、釣りをして、野菜を育てる半自給自足の暮らし。
大事なことは自分がのぞむ生き方をとことん追求すること。
一般常識や雑念、誘惑はみんなノイズだ。
なにを手に入れたいか。
その答えは外にはなく、自分自身の内側にしかない。
内なる声に耳を澄まそう。
そして、内なる声に従う勇気を待とう。
これしかないへ。
自分の欲求を惜しげもなく出そう。
情報が集まってくるようになる。
多くの人に、自分の夢のインストールができたら、
多くの人があなたの夢のサポーターに変わってくれる。
欲しいものは、ただそれを明らかにするだけで、
自然と自分のところに集まってくる。
実は世の中はそういう循環システムになっているんだ。
結果がどうなるかは、今のところ気にしなくていい。
まずは発信すること。そして、世界が少しずつ動きはじめる。
まず言う。
いつでもやめられる覚悟。
その覚悟ができた理由はシンプル。他に生きる術をもっていたから。
いざとなったらこっちがある、と想像するだけで、
自由な気持ちになれたし、仕事でも人生でも、
つねにフルスイングすることができた。
前向きな逃げ道があったからこそ、失敗の可能性を見据えながらも、
いつでも思い切って挑戦することができた。
大切なことは、ほかにも道があるという精神的なセーフティーネットを持つこと。
お金にならなくてもいい。
今の時代、趣味をライフラインに変えている人が多い。
大好きなことをきわめていくと、それを誰かに教えることが仕事に変わる可能性がある。ソーシャルメディアで発信してみよう。出会う人にも伝えてみよう。
大切なことは、ハンパなく、とことん好きになること。そして表現すること。
趣味の達人が尊敬される時代になってきたんだ。
世の中でどう役立つか。
あきらめを捨てる。
自分のルーツへとつながろう。
幼い頃にワクワクしていたこと、知りたいと思っていたことはなにか。
そんなごく小さな衝動を思い出す。
そしてくだらないことでもいいから、とにかく衝動を行動にうつす。
やりたいと思ったらすぐはじめてみる。
その決断にアタマを介在させてはいけない。
ささやかな欲求を解放すると、その欲求がまた別の欲求を連れてきてくれる。。
やがて、自分の本当の欲求はなんだったのかが、だんだんわかってくる。
やりたいことを忘れない。
会社をやめたいと思ったら、
まず余計な付き合いや買い物をすべてやめよう。
生活レベルを下げて、どこまでミニマムライフコストを下げられるかを実験しよう。
たった一つでもいいから、今いる場所で成果を出すこと。
捨てて後悔したものはほとんどない。
人は、本当に大切なモノは絶対に捨てない。
すべて捨てたつもりでも残るモノがある。
それを一番大切にして生きるべきなんだ。