『すべての女は、自由である。』 経沢 香保子 ③

失敗を乗り越えるとき、人はあらゆる原因を考え尽くし、気づかなかった学びを得る。

そして、苦しい経験から復活する過程で、強大な忍耐力をつける。

同時に地獄を見ることで、人間心理を学んだり、底辺の経験をすることで視野を広げたりできる。

 

失敗から得られるものは、人間的魅力や人としての厚み、そして自分の未来の成功確率を上げる宝ともいえる学びだ。

 

消し去りたいくらいのひどい過去や失敗があればあるほど、

それをうまく乗り越えれば乗り越えるほど、

人としての安定感は増してくる。

 

書籍や連載、ブログなどを書いていても思うのは、

失敗体験を書いたものは本当に多くの方が熟読してくれるということ。

 

単に失敗談を書くのではなく、どう乗り越えたかを明かし、

のたうち回った状況を隠さず書くから、

心を震わせる共感が生まれ、皆の希望につながるのかもしれない。

 

苦しい経験こそ、本質への近道。

 

手放すかどうか迷っているものは、いったん手放しが方がいい。

 

どうにもならない過去にこだわるよりも、

ゼロからの方が、早く、美しく、より魅力的なものが再構築できる。

 

失敗から立ち直るプロセスこそ、人生の財産になる。

 

いつでも再出発できる自分でいよう。

何歳からでも人生はやり直せる。

 

リアルな失敗体験告白は、胸に響き、引き込まれる。

 

もしかしたら自分にもできるかもしれない。

 

苦しい経験を味わうことで、

他人に優しくなったり、器が大きくなったり、

人としての深みが増したり、人間としての魅力が高まったりする。

これらは人生の財産だ。

 

行動は絶対にあなたを裏切らない。

動いて、前進していれば、必ず誰かが見ている。

 

誰しも自分の基準で考える。

だから、あなたも自分の基準で結果を出せばいい。

 

相手との共通項を見つけること

 

「論に勝って、心を動かすことに負けている」よりも、

「論に負けてもいいから、心を動かすことに勝つ」

 

敵を作ってもメリットはない。

 

人間嫌いを直す簡単な方法は一つしかない。

相手の長所を見つけることだ。

長所は必ず見つかるものだ。

 

あなた自身と向き合えば、

あなたはもっと輝ける箇所を見つけることができる。

 

人の言葉よりも行動を見よう。

 

目を向けるべきは、その人の言葉ではなく行動だ。

 

 自分自身に対する信頼が日に日に湧いてきていることが大きい。

自分は自身の人生における唯一のパートナーだ。

1歳ずつ年を重ねるにつれて、自分とうまく付き合える自分になった。

自分を自分の思うようにコントロールできるようになって、

自分を連れていきたい場所にうまく運べるようになってきたというか。

そういう実感を持っているから、人生が楽しくなった。

 

とにかくしっかり生きようと心に決めて、体のトレーニングも再開した。

 

苦労した人の方が魅力的だよ。

人生は経験から成り立つのだ。後戻りなんてしなくていいんだ。

若さに魅力があるのでもない。

人の魅力とは経験の積み重ねから醸し出される雰囲気なのだと気づいた。

 

自分が脚本家となって、自分を主人公とした人生という舞台を演出しよう。

 

人生は自分で創りあげる一冊の小説であり、最高の作品なのだ。

 

だからこそ、自分はこういう人生を生きたい、という強い思いこそが大事。

 

そんなふうに意識を変えてから、毎日が楽しくなった。

人生は必ず良くなると信じられたし、好転していくシナリオを考えて

演じればよかったから、時間さえあればすべてが良い経験へと昇華された。

年齢を重ねるにつれて、実りの多い生き方ができるようになった。

 

 

すべての女は、自由である。

すべての女は、自由である。

  • 作者:経沢 香保子
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)