『10万円から始める!割安成長株で2億円』 弐億貯男

正真正銘のビギナー投資家が

生涯賃金2億円を貯めた

最小の労力で資産を増やす最強投資術!

 

――入社3年目。貯金100万円を元手に、

40歳をちょっと過ぎるまでには、

株式投資生涯賃金2億円を稼ぐことを決意した。

 

とはいえ、投資はまったくの素人。

完全に知識ゼロの状態だった。

 

日中は営業職のサラリーマンとして忙しく働きながら、

株式投資の入門書を買って勉強するところから始めた。

最初は短期売買を繰り返して失敗したが、

そこでもっと落ち着いて取引できる中長期投資に方向転換したところ、

勝ちパターンが見つかった。

 

年利回り30%をキープして資産を増やし、

当初の計画を前倒しで2019年、ついに資産2億円達成!

 

その手法は、元本を増やし続け、その間の追加入金ゼロと、堅実&着実!

ビジネスパーソンはもちろん、

すべての個人投資家がマネできる投資スタイルを手取り足取り伝授!!

 

◎「割安成長株」を見つける5つのポイント

1)成長性:直近2~3年は「増収増益」か?

割安性: PERが15倍以下か?

安定性:配当性向30%以上を公約しているか?

利回り:配当利回りが3%以上か?

ビジネルモデル:ストック型ビジネスを展開しているか?

 

 

『歌行燈・高野聖』 泉鏡花

幽玄神怪、超理念の領域へ。

浪漫、神秘、「鏡花」の世界。

 

飛騨天生(あもう)峠、高野の旅僧は道に迷った薬売りを救おうとあとを追う。

蛇や山蛭の棲む山路をやっと切りぬけて辿りついた峠の孤家(ひとつや)で、

僧は匂うばかりの妖艶な美女にもてなされるが……

彼女は淫心を抱いて近づく男を畜生に変えてしまう妖怪であった。


幽谷に非現実境を展開する『高野聖』ほか、

豊かな語彙、独特の旋律で綴る浪漫の名作『歌行燈』『女客』『国貞えがく』

『売色鴨南蛮』を収める。詳細な注解を付す。

 

本書「解説」より

月光に輝やく山頂の谷川、陰森の気漲る破れた孤家、肌の色匂うばかりの裸体の美女、

いずれもさながらドイツの浪漫派の情景である。この神秘幽怪な書き割りの中に、作者

はデモーニッシュな感情の奔騰(ほんとう)に身を任せ、狂熱的に苦しみ、叫び、泣き、

狂う。蛭の林や、滝の水沫(しぶき)や、「動」を写して神技に近い作者の筆致には、妖

魔を実感し、神秘に生き切った作者の体験の裏打ちがある。日本文学史上、上田秋成

雨月物語』をのぞいては、絶えて無くして稀にある名作というべきである。

――吉田精一(国文学者)

 

泉鏡花(1873-1939)

金沢生れ。本名・鏡太郎。北陸英和学校中退。1890(明治23)年上京、翌年より尾崎紅葉

に師事。'95年発表の「夜行巡査」「外科室」が"観念小説"の呼称を得て新進作家として

の地歩を確立。以後、「照葉狂言」(1896年)、「高野聖」(1900年)、「婦系図」(1907

年)、「歌行燈」(1910年)等、浪漫的・神秘的作風に転じ、明治・大正・昭和を通じて独

自の境地を開いた。生誕百年の1973(昭和48)年には金沢市により泉鏡花文学賞が創設さ

れた。

 

 

『だから僕たちは、組織を変えていける —やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた』 斉藤徹

「組織」にモヤモヤを抱える人のための、チームづくりのバイブル!

この数十年で、日本には「3つのパラダイムシフト」が起きました。

 

ネットの力で、場所や情報よりも「アイデア」が重要になった「デジタルシフト」、

競争や成長よりも「つながりや持続可能性」が重要になった「ソーシャルシフト」、

そしてコロナにより、管理や監視が難しくなり「主体性」が重要になった「ライフシフト」。

 

この3つの変化によって、企業は従来の戦略や方針が通用しなくなりました。

ところが、いまだにトップダウンの管理主義のままの組織が多いのが現状です。

 

「売上げばかり気にしていて、顧客を見ていない……」

「ミスやトラブルに厳しく、臨機応変な対応がとれない……」

トップダウンの指示ばかりで、新しい提案が通らない……」

「みんな諦めムードで、会議で誰も発言しようとしない……」

 

そんな会社に違和感を持ち、「このままではいけない」

「組織は変わらなくてはいけない」という想いが芽生えはじめています。

その背景を受けて誕生したのが、本書です。

マネジャー、リーダー、現場のいち社員からでもできる、

「たったひとりから、組織を変えていく方法」を紹介しています。

 

ポイントは、身近な人との「関係性」から変えていくことです。

負の循環に陥っている組織にありがちなのが、

「数字や成果ばかり追い求めて、関係性がギスギスして、思考が停止し、

行動が消極的になる」という「失敗循環」です。

これを、下記のステップで「成功循環」に変えていきます。

 

「関係性」の質の向上

「思考」の質の向上

「行動」の質の向上

近年注目されているリーダー論、マネジメント論、人間心理論など、

あらゆる理論をまとめ、ひとつの具体的なフローとして体系化しています。

身近な人やチームから関係、思考、行動を変え、

そこで生まれた成功事例を広めていくことで、やがて組織全体が変わっていきます。

 

 

『日本史を疑え』 本郷和人

「定説」も「最新学説」も一から見直そう! 45のクエスチョンで日本史を総ざらい。

人事、経済、組織、リーダー、国際環境――古代から近世まで「時代を動かす力」がわかる!


【目次より】
日本史は何の役に立つのか

歴史用語を疑え

史実とは何か 史料の使い方、疑い方

流れを押さえる四つの視点

世襲のメリット実力のメリット

史料が少ない古代史を読み解くには

ヤマト王権フランチャイズ戦略

「日本」をつくった警戒レベルMAXの外圧

律令体制を税金問題として考えてみよう

朝廷は全国を支配できていたか 「面」の支配と「点」の支配

貴族の地方放置が武士を育てた 平将門の乱を再評価する

実はもろかった摂関政治

東国の武士たちはなぜ流人の頼朝を担いだのか?

どうして源氏将軍が絶えたのに鎌倉幕府は続いたのか

元寇は本当は避けられた?

「銭」に負けた得宗専制

鎌倉幕府を倒したのは後醍醐天皇ではない

応仁の乱は尊氏派vs直義派の最終決戦だった

信長最大のライバルは一向宗だった

江戸時代 近代から見るか、中世から見るか

徳川幕府の名君と暗君

鎖国はなかった」説を外圧理論で考える

江戸幕府を滅ぼした「働かないおじさん」問題 ほか

 

 

『BANK4.0 未来の銀行』 ブレット・キング

アマゾン、アリババ、フェイスブック、アップル・・・・・・

2025年、世界最大の銀行はテクノロジー企業になる!?

 

急速に進化するテクノロジーで金融サービスの姿は全く変わる。

従来型の銀行が、いまだに支店、通帳、印鑑、本人窓口確認、

プラスチックカードをもとにバンキングを提供している一方で、

巨大IT企業やフィンテックスタートアップは、AIやブロックチェーンSNSを駆使し、

それらを一切必要としない、

顧客のメリットのみを追求した新たなバンキングの世界を作り始めている。

 

未来の銀行は誰が制するのか?

ハイテク・プラットフォーマー VS 従来型銀行、サバイバルの行方は!

金融とテクノロジーの世界的ビジョナリストが、銀行の今と未来を解説する。

 

 

 

『プーチンの野望』 佐藤優

緊急出版! !

 

独裁者・プーチンを徹底解明!

その内在的論理を理解しなければ、ウクライナ侵攻を理解することはできない。

外務官僚時代、大統領となる前の若き日のプーチンにも出会った著者だからこそ論及できる、プーチンの行動と思想。

 

〈戦争の興奮から距離を置いて、プーチンのそしてロシア人の内在的論理をとらえることが本書の目的だ。(中略)ロシアについて論じるときに私は、常に理解しがたい他者の内在的論理をつかみ、表現する努力を行ってきたつもりだ〉(はじめにより)

 

〈インテリジェンス(諜報)の世界で、お人好しは生き残っていくことはできない。だからインテリジェンス・オフィサー(諜報機関員)は、職業的におのずと陰険さが身につく。ただし、プーチンのように、陰険さが後光を発するほど強い例は珍しい。「プレジデントホテル」で死神の姿を見たときから、私のプーチン・ウォッチングが始まった〉(本文より)

 

※本書は、著者が論壇デビューした2005年から発表したプーチン論を再編集し、新たにウクライナ情勢を加えて大幅に加筆・修正したものです。

 

 

『老人支配国家 日本の危機』 エマニュエル・トッド

本当の脅威は、「コロナ」でも「経済」でも「中国」でもない。

「日本型家族」だ!

 

核武装から皇室までを語り尽くすトッドの日本論!

磯田道史氏、本郷和人氏とも対談。

 

若者の生活を犠牲にして老人のコロナ死亡率を抑えた日本だが、

社会の存続に重要なのは高齢者の死亡率より出生率だ。


「家族」が日本社会の基礎だが、

「家族」の過剰な重視は「非婚化」「少子化」を招き、かえって「家族」を殺す。

 

(目次)
日本の読者へ――同盟は不可欠でも「米国の危うさ」に注意せよ

 

I 老人支配と日本の危機

1 コロナで犠牲になったのは誰か
――「老人」の健康を守るために「現役世代」の活動を犠牲にした
「シルバー民主主義」
2 日本は核を持つべきだ
――「米国の傘」は実はフィクションにすぎない
3 「日本人になりたい外国人」は受け入れよ
――日本に必要なのは「多文化主義」ではなく「同化主義」だ

 

II アングロサクソンダイナミクス

4 トランプ以後の世界史を語ろう
――黒人を“疎外”したのはトランプではなく民主党
5 それでも米国が世界史をリードする
――民主主義の“失地回復”は常に「右」で起きる
6 それでも私はトランプ再選を望んでいた
――「高学歴の左派」は「低学歴の労働者」の味方ではない
7 それでもトランプは歴史的大統領だった
――トランプの“政策転換”が今後30年の米国を方向づける

 

III 「ドイツ帝国」と化したEU

8 ユーロが欧州のデモクラシーを破壊する
――ユーロ創設は仏政治家が犯した史上最悪の失敗だ
9 トッドが読む、ピケティ『21世紀の資本
――貧しい人々には「資本の相続人」よりも
「学歴があるだけのバカ」の方が有害かもしれない

 

IV 「家族」という日本の病

10 「直系家族病」としての少子化(磯田道史氏との対談)
――日本人は規律正しい民族だが“自然人”としての奔放な面もある
11 トッドが語る、日本の天皇・女性・歴史(本郷和人氏との対談)
――女性天皇の登場は、中国の父系文化への反発でもあった

 

エマニュエル・トッド(Emmanuel Todd)

1951年生まれ。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。

国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、

『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、

『帝国以後』(2002年)で「米国発の金融危機」を、

『文明の接近』(07年)で「アラブの春」を、

さらにはトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に"予言"。

 

著書に『エマニュエル・トッドの思考地図』(筑摩書房)、

『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』

『シャルリとは誰か?』『問題は英国ではない、EUなのだ』(いずれも文春新書)など。