お金を払うことの価値
お金を払って購入した途端、そのものは、その人にとって特別なものになる。
お金を払うとは、ものを特別なものにする、魔法をかけるということ。
だから、無料よりも有料のほうが価値がある。
無料ということだけで、無価値になることがある。
お金を出して買うことで、そのものが特別になるだけでなく、
簡単に捨てられなくなる。
だから、最低限、もとを取ろうとする。
この粘りが大切。
実は、粘るために、お金を払っているのかもしれない。
粘ることで、新たな発見がある。
新たな発見のために、人はお金を払っている。
つまりは、お金で、新たな何かをつかみ取る力を買っている。
吸収力と言えるかもしれない。
経験や知識は蓄積され、その知識や経験が、お金につながる。
だから、お金を使うことで、いったんはお金がなくなるものの、
なくなったお金を取り戻すことも、それ以上を得ることも可能である。